
志望度が高い企業Aより先に、他の企業Bから最終面接で合格をもらいました。企業Bから、内々定を承諾するか辞退するかを決断してくださいと言われて、悩んでしまった経験談です。
〇この記事で解決したい疑問
・内々定は承諾していい?
・承諾の回答を待ってもらうのはあり?
・教授の推薦書は提出していい?
博士(Ph.D.)を取得し、大手メーカーに就職した、ジン博士です。
本記事は、上記の状況で困惑した私が、どう対処したかを紹介します。

私自身も、内々定を承諾するなら「承諾書」や「大学の推薦書」の提出を期限付きで求められたことがありました。
第一志望ならば、承諾して内々定を貰ってしまえば就活終了です。
本記事で前提としているのは、最終面接で合格した企業が第一志望ではない場合です。
内々定までの流れ
まず、一般的な企業の内々定までの流れは次の通りです。
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 口頭での承諾
- 書類での承諾書の提出(場合によっては大学の推薦書も同時に提出)
- 内々定
最終面接に合格すると、企業の人事担当者から「私たちと一緒に働きましょう!私たちの提案に承諾していただけますか?」という連絡が来ます。この時、承諾をしたら他の企業の選考は続けられないのではと悩みました。
ケース1: 志望度の高い企業の結果が1週間以内に分かる場合
志望度の高い企業の結果が1週間以内に分かる場合、内々定をもらった企業に対して、承諾を待ってもらう交渉をすることが可能です。以下はその具体的な対応方法です。
承諾を待ってもらう交渉
まずは正直に他社の選考がまだ終わっていないことを伝え、承諾の回答を待ってもらえないか相談しました。将来のキャリアをしっかり考えていることを説明し、納得して就活を終わらせることが自分にも企業にも最善であることを伝えました。
ほとんどの企業は、合格させた私のことを気に入ってくれていて、多少の期間は待ってくれました。このときに気を付けたのは、期限をこちらから提示することです。企業に対して失礼な行為は取らず、最低限の社会人的なマナーを守ることが重要です。
例えば、「他社の最終結果が1週間以内に出ますので、承諾の回答を1週間待っていただけないでしょうか」といった形で具体的な期限を提示しました。そうすることで、企業側もスケジュールを調整しやすくなり、こちらの誠意も伝わります。
私がそのような相談をしたときに、まだ採用枠はいくつか余っているので、もう少し長く待つこともできますよ、という返答をいただいたこともありました。
この交渉がうまくいけば、より志望度の高い企業からの結果を待ってから、内々定を承諾するか辞退するかを決めることができます。このパターンで済むのが理想的です。
ケース2: 志望度の高い企業の結果が2週間以上先になる場合

志望度の高い企業の結果が2週間以上先になる場合、内々定を承諾して話を進めてしまうのが現実的です。以下はその具体的な対応方法です。
内々定を承諾する
第一志望の結果が先過ぎて待ってもらえない場合には、内々定を承諾して話を進めます。承諾書も求められたら提出しました。そして承諾した上で、より志望度の高い企業の選考を続けます。
内々定承諾書は提出する
内々定承諾書には、「今後、自身の都合で内々定の辞退はしません」と書いてある場合が多いですが、法的な拘束力はありません。これは学生から辞退されるのを防ぐために企業側が形式上取り入れている書類に過ぎません。実際にその文言に焦った私は大学のキャリア支援に相談し、内々定承諾書に法的な拘束力はなく、学生の職業選択の自由は守られているとの回答をもらいました。
したがって、まずは一つ内々定をもらうためにも承諾書を提出してしまい、それから粛々と本命の企業の選考に臨みましょう。志望度の高い企業から内々定をもらったら、先の企業は辞退することができます。
ケース3: 推薦書の提出を求められた場合
自由応募にもかかわらず、選考の後半になって推薦書の提出を求められることがあります。あとから推薦書を求める行為は「後付け推薦」と呼ばれることがあります。後付け推薦対策として、後付け推薦用の推薦書を用意している大学とそうでない大学があります。以下のように対応しましょう。
- 推薦書を用意している大学の場合: 後付け推薦用の推薦書が用意されている場合は、そのまま推薦書を提出してしまいましょう。
- 推薦書を用意していない大学の場合: 推薦書を出してしまうと、あとで辞退ができなくなる可能性があります。したがって、推薦書は出せません。
後付け推薦への対応方法
私の大学では、後輩に迷惑がかかるため、推薦書を提出した企業の辞退はやめてくださいと言われていました。よって毅然とした態度で内々定先の企業に対して以下のように対応しました:
「当初、自由応募でエントリーさせていただきましたので、推薦書は提出しません。(食い下がられた場合)私の大学は〇〇月まで推薦書の発行はできませんので、いずれにせよ自由応募のまま選考を進めていただきたいです。」
このように、自由応募のまま選考を進めてもらうようにお願いしました。実際にこの対応でも、私は大手メーカーから内々定をいただきました。面接の中身で勝負する意気込みで挑みました。
大学のキャリア支援課や指導教官に相談
推薦書の提出を求められた場合には、大学のキャリア支援課や指導教官に相談することが非常に重要です。本ブログやインターネット上の情報だけでは不安を完全に解消することは難しいですが、キャリア支援課に相談することで自信を持って立ち振る舞うことができます。大学のスタンスをしっかり理解することで、安心して就活を進めることができます。
結論
就活で重要なのは、納得して選ぶことです。内々定承諾書や後付け推薦の圧力に負けずに、自分のキャリアにとって最善の選択をしましょう。この記事で紹介した対処法を参考に、後悔のない就活を続けることが大切です。
- 承諾を待ってもらう交渉をする。
- 内々定を承諾し、結果が出るまで選考を続ける。
- 推薦書提出を求められた場合、大学や指導教官に相談し、適切に対応する。
納得して就活を終えることで、実際に就職してからのパフォーマンスにも良い影響があるでしょう。
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